短距離界のナンバーワンを決める春のGIレース、高松宮記念が近付いてきました。
短距離レースは例年、勝利馬の入れ替わりが激しく、中々人気通りの決着とならないのがある意味伝統となっています。 高松宮記念も、GIレースとなって以降、去年制したキンシャサノキセキが初めての連覇を達成した程で例外ではありません。 高松宮記念がGIレースとなってから、同じ年に高松宮記念、スプリンターズステークスを制した馬も、現在3頭しかおらず、挙げてみますと、1996年のフラワーパーク、2001年のトロットスター、2009年のローレルゲレイロと、通算で考えれば5年に1頭現れるかどう か、といったところです。 ちなみに、スプリンターズステークスを制した後、年が明けて高松宮記念を制した、というケースを検証してみると、更に頭数は少なく、2002年のスプリンターズステークス、2003年の高松宮記念を制したビリーヴただ1頭だけで、このデータは、去年のスプリンターズステークスを制したカレンチャンにとってはよろしくないデータでしょうね。
ただ、ビリーヴはカレンチャンと同じく牝馬という点で、期待は出来ると思います。 高松宮記念を父仔で制覇したのは、キングヘイロー、ローゲルゲレイロと、こちらもまだ前例が少ないです。 上記の情報から得られるデータは少ないですが、高松宮記念を楽しむうえで、皆さんの知識の足しになれば幸いです。 競馬ファンの皆さん、今年も高松宮記念を盛り上げていきましょう!!