いよいよ6月3日、安田記念が開催となります。
今回は今年既に重賞2勝を挙げている、ガルボについて調べてみたいと思います。 ガルボは父親マンハッタンカフェ、母親ヤマトダマシイという血統で、2009年に2歳でデ ビュー。 11月、4戦目で初勝利を挙げると、朝日杯フューチュリティステークス(GI)への出走を掴み、12番人気ながらも4着に入り、クラシックが楽しみな1頭となりました。 翌月3歳となって初戦、シンザン記念(GⅢ)に出走すると、3番手から抜け出し、2着に3馬身差 をつけて快勝。 2勝目を重賞初勝利というかたちで達成する事となりました。この後ガルボは休養に入り、皐月賞(GI)へぶっつけで挑戦。 しかし、休養明けがたたってか13着と大敗。 次走にNHKマイルカップ(GI)を選択し出走するも、ここでもまさかの15着と期待を裏切るかたちとなってしまいました。 ここからガルボは厳しい戦いが始まります。休養後、秋のレースに挑むものの、最高で3着、4歳を迎えて重賞で2連続2着とするものの、その後は2桁着順が続き、11月にオープン戦で2着に入るものの、結局4歳で勝利を挙げる事は出来ませんでした。 そして5歳となった今年、まずはオープン戦のニューイヤーステークスに出走。 3馬身差をつけられたものの、2着に入り、次戦は東京新聞杯(GⅢ)。 3番手でレースを進め、直線は前走で敗れた、逃げるコスモセンサーとの叩き合い。 しぶとく伸びてクビ差わずかにかわしたところでゴールイン。 とうとう3歳のシンザン記念以来、およそ2年振りに勝利を挙げる事となりました。 これがようやく3勝目であり、苦労した分、関係者もうれしかったのではないでしょうか。 間隔を開けるかと思われましたが、中2週で阪急杯(GⅢ)に出走。 ここではさすがにローテーション的にも厳しかったか、5着までとなりますが、続いてダー ビー卿チャレンジトロフィー(GⅢ)へ。 ハンデ戦で、重賞2勝という事もあり、トップハンデの57.5kgを背負っての出走となりましたが、中団からしぶとく脚を伸ばして混戦となったゴール前、クビ差で後続を退けて重賞3勝目を手にし、晴れて安田記念への切符をほぼ手中に収める事となりました。 長く勝利を挙げられず、もはやこれまでかと感じた事もありましたが、ここへ来て勝負根 性が見てとれる様になったと思います。 今年の復活の勢いで、安田記念までも制してしまうのか、目が離せなくなりました。 さて、今年の安田記念はどの馬が栄誉を掴む事が出来るのでしょうか?
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