2012年5月6日日曜日
ヴィクトリアマイル 初戴冠なるか
5月13日、東京競馬場の芝1,600mでヴィクトリアマイル(GI)が行われますが、当該レースへ向けて有力候補の1頭である、フミノイマージンの競争成績などを調べてみようと思います。
フミノイマージンは父親がマンハッタンカフェ、母親がシンコウイマージンという血統で、今年6歳を迎える牝馬です。
2歳の暮れにデビューし、4着と敗れますが、翌月の3歳初戦では、6番人気ながら中団から差し切って初勝利を挙げます。
こののち、クラシックへ向けての戦いが始まる訳ですが、500万下の条件戦で6着、4着と白星を重ねられず、5戦目の同条件戦では12番人気まで人気が落ち込んでしまいます。
しかし、先行しながらレースを進め、ゴール前でクビ差かわし、2勝目を挙げ、次戦にはオークス出走権を懸けてスイートピーステークスへ出走するも4着となり、オークス出走が危ぶまれましたが、なんとか出走権利を確保。
いよいよクラシックレースへ初挑戦となった訳ですが、やはりまだ力不足の感は否めず、定評価の中で11着に敗れてしまいます。
この後はひたすら力を付ける事に専念し、オークスの休み明けに3勝目、4歳初戦に4勝目を挙げ、いよいよ春に格上挑戦となりますが、重賞レースへの挑戦を始めます。
まずは中山牝馬ステークス(GⅢ)に出走し、14番人気となりますが、軽量のハンデを存分に生かし、後方からの追い込みで2着に入選。
賞金を加算すると、次の福島牝馬ステークス(GⅢ)では、前走から斤量が3kg増えたにもかかわらず、上がり3F33秒3の末脚を繰り出し、とうとう重賞初制覇を成し遂げます。
ヴィクトリアマイルへは向かわず、金鯱賞(GⅡ)へ出走し6着。
マーメイドステークス(GⅢ)に出走し、見事重賞2勝目、休み明けの府中牝馬ステークス(GⅡ)で3着とすると、オークス以来のGIレース、エリザベス女王杯に挑戦。
しかし結果は8着と、強豪馬からはやはり一歩遅れを取ってしまいました。
翌月に愛知杯(GⅢ)に出走すると、エリザベス女王杯の鬱憤を晴らすかの様に、重賞3勝目を挙げる事となりました。
5歳となり、初戦は牡馬牝馬混合重賞へ初挑戦。
東京新聞杯(GⅢ)に出走し、9番人気ながら4着と掲示板を確保し、いよいよ阪神牝馬ステークス(GⅡ)に出走。
やや距離が短いかとも思われましたが、力強い末脚を見せ、1、2着と差の無い3着に食い込みました。
去年のヴィクトリアマイルには参戦しませんでしたが、今年は距離が短いと思われた阪神牝馬ステークスに出走し、好結果を出した事から、問題無ければヴィクトリアマイルへ参戦してくるでしょう。
末脚勝負に活路を見出してからは、安定した成績を収めており、ヴィクトリアマイルは阪神牝馬ステークスから200m延びる事もプラスになると思います。
いよいよ充実を向かえた6歳のフミノイマージンを、ヴィクトリアマイル予想で軸として考え、応援したいと思います。
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